投資 investment 2004 9 8

 投資というと、株式投資を連想するでしょうか。
しかし、実際には、国債市場の投資もあれば、外国為替の投資もあります。
 私は、国債も外国為替も、ある程度知っていますが、そういう投資は行いません。
なぜかというと、株式投資よりもリスクが高いからです。
 安全度から言えば、外国為替→国債→株式となります。
たとえば、国債の投資は、基本的に、株式投資と同じです。
 株式市場と同じように、国債価格は上下します。
だから、国債価格が下がれば損をしますし、上がれば儲かります。
 このように、国債市場は、株式市場と、ほとんど同じですが、
やはり、株式市場の方が、情報量が多く、また本やマニュアルも多いので、
一般の人にとっては、株式市場の方が安全と言えます。
 今では、株式市場の情報ならば、いつでもインターネットで見られるでしょう。
また、株式市場への参加者が多いので、誰にでも聞けるというメリットもあります。
 国債市場には、こうしたメリットがありませんので、
ある程度知識があって、度胸がある人が、国債市場向きと言えるでしょう。
 株価の動向は、ある程度、ファンダメンタル分析や、
チャートなどのテクニカル分析で予測できますが、
国債価格の動向は、こうしたものがありませんので、
経済指標や需給の動向を見ながら、手探りで売買をするという状況だと思います。
そういうわけで、国債投資をするには、知識と経験、そして度胸が必要です。
 株式市場は、1989年が歴史的なバブルだったのですが、
国債市場は、昨年の2003年が歴史的なバブルだったと言えます。
 もちろん、国債を満期まで所有していれば、こういうリスクはありません。
その代り、利益も少なくなります。
 さて、外国為替については、経済の動向が影響するほか、
政治の力も影響しますので、非常に読みにくく、ギャンブルの要素が多いと考えています。
(参考)
 ここで取り上げた国債は、「通常の国債」のことです。
「個人向けの国債」のことではありません。
 この二つの国債は、満期まで所有していれば、それほど大差ありませんが、
問題は、中途換金の場合です。
 「個人向けの国債」の場合は、1年経過すれば、
国が額面で買い取ってくれます。
 それに対し、「通常の国債」の場合は、
市場で売却することで、換金することになります。
ですから、売却できた価格によって、儲かったり、損をしたりします。
この辺は、株式投資と同じです。
 それから、「個人向けの国債」と「通常の国債」の違いとして、利率があります。
「個人向けの国債」の利率は変動金利で、「通常の国債」の利率は固定金利です。
 こうしてみると、「個人向けの国債」の方が有利に見えますが、
その代り、利率が、「通常の国債」の利率よりも低くなっています。
 そうは言っても、「個人向けの国債」は変動金利ですから、
現在のような「歴史的な超低金利」のことを考えれば、
将来は「正常な金利」へ戻ると予想し、
「個人向けの国債」の方が有利と考えるかもしれません。
(注意事項)
 私は、国債の専門家ではありませんので、
投資する場合には、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談すべきです。










































































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